3度の飯よりオタク業

オタクがつらつらといろいろ書きます

一十木音也くんお当番回を振り返って

こんばんは。つい先ほど3週にも渡る(正確には2週と3分の1程度ですが)一十木音也くんのお当番回が終了しました。皆様お疲れさまでした。音也担のみなさん、本当に本当にお疲れさまでした。お当番回終了の勢いそのままに一十木音也くんお当番回の個人的な振り返りを行いたいと思います。

 

長いお当番回の幕明け

うたの☆プリンスさまっ♪(以下、うたプリ)のお当番回というのはシングル曲発売順というのが定石化されていますので、自担のお当番回が1番最後というのは分かっていました。「お当番回が最後」ということに慣れず、そわそわしていた音也担さんも多いのではないでしょうか?私もそうです。お当番回までの間をどうやって過ごしたらいいのか全く分かりませんでした。なに?サボテン育ててればいいの?ピーマンの苦みをあまり感じない調理法の研究でもしてればいい?そうやってそわそわしている間にCDジャケットが公開されました。あのジャケ写を見た時の事、今後絶対に忘れないと思います。あの音也くんが不機嫌極まりない表情をしている…。そもそもあれは本当に不機嫌な顔なのか?どういう感情なの?もう全然分かんない。どうしたの…。そりゃあ彼だって人間ですから不機嫌になることも怒ることもありますけど、それをカメラの前で見せることはありませんでした。あくまでジャケ写なので何で彼があんな表情をしているかは全て推測でしかなく、頭は混乱するばかりで…。鳳瑛一のことが生理的に無理って言ったり曲の中で殴り合いしてたらどうしようとか色々Twitterで呟いてましたが結果どれも違っていて、そのどれよりも辛い現実が待っていました。

 

心沈む日々、そしてお当番回を乗り越えて

当番回が始まってから気の沈み方は異常でした。お腹が空いてるのにご飯が喉を通っていかない、寝付けない、これ本当に起こっていたことです。今思うと相当やられてるなぁと思いますが、「大丈夫」と自分に言い聞かせて毎日仕事をこなしてごまかしていました。何より1番辛いのは音也くんだから私が悲しかったり辛かったりする権利はないと思っていたからです。お当番回が終了するまでの間、プリライ5thの上映会や身内との食事など楽しいことは多々ありましたが、金曜日になり夜が近づくとどん底まで気持ちが沈んでいく、そんな3週間でした。

最初、音也くんは「俺の相手鳳瑛一だよ?」「七海の曲なら絶対歌いたい」と言っていて、決して「鳳瑛一と歌いたい」とは言っていませんでした。あくまで歌いたいのは七海春歌さんの曲だからであって相手は二の次。そんな印象でした。でも、11話ではあの曲を心から歌えてよかったと言っているようでした。あんなことがあって闇落ち(便宜上この言葉を使います)までしたけれど、あの曲を歌えてよかったと。また彼にとってかけがえのない曲が増えたんだと思います。私は正直まだNEXT DOORという曲を自分の中で処理しきれていないのですが、これから少しずつ少しずつ受け入れていけたらなと思います。

自担のお当番回を乗り越え、他のメンバーのお当番回のことも思い返しながら今こうして冷静に振り返り思うことがあります。それは、あの苦しさや辛さも含めてうたの☆プリンスさまっ♪なんだ、ということです。自分が好きで応援してるアイドルが苦しむところや悲しむところをすすんで見たいという人はあまりいないと思います。私たちファンの意向通りキラキラでハッピーなお話を作ることは当然できるけど、制作側はそれをしませんでした。ゲームではシャニドルたちのパーソナルな部分に触れる機会が時折ありますが、アニメではあまりないので少し忘れていたのかもしれません。あぁ、私が好きになったうたプリはこれだったんだなと。苦しくても、辛くても、これがうたプリというコンテンツなんだということを本当に強く感じました。音也担としては本当に辛いことが多かったですが、まさかこんなにも長く個人を取り上げるなんて思いもしませんでした。自担を3週にも渡ってピックアップして頂いて感謝しています。ありがとうございました。

 

刹那的なアイドルと「永遠」 

11話で音也くんは、

「永遠なんてないんじゃないかって」

「永遠じゃないからいいんだって今は思えるんだ」

 と、こう言いました。私は常々、アイドルは刹那的な存在で、だからあんなにもキラキラまぶしくて美しいんだということを言ってきました。アイドルは刹那的でいつか必ず終わりが来るということを誰もが心のどこかで感じてる。でもそれを認めたくなくて、アイドルに永遠を求めるのがファンという存在で…。その溝が埋まることは決してありません。音也くんが永遠なんてないんじゃないか、でも永遠じゃないからいいんだって言うことですごく重みがありますよね。大切な人を亡くすというある意味究極の終わりを経験している音也くんだからこそ。自担の口から永遠なんてないんじゃないかって聞くのは当然さみしいけれど、だからこそ一瞬だって逃したくないってそう思います。

エンドカードで「ずっと忘れないよ」と言っていて、プリサマ2013のことを思い出しました。

≪大人になっても、忘れない≫  ー 永遠はきっとないしいつかは終わりが来るのかもしれないけど、忘れないでいることはできる。終わりが来ても、絶対に忘れません。

 

“鳳瑛一”という人

鳳瑛一という人のことがよく分かりませんでした。いや、むしろ今も分からないことの方が多いくらいですけど、でも今回分かったのがすごく不器用な人なんだってことです。音也くんと最高の音楽を作りたいと思っていたのは本心だろうけど、やり方が不器用すぎる…。不器用で済まされないと私は思ってますけどね。まぁそのことに関しては割愛します。彼は、もしかしたらずっと本当の自分を見てほしいと思っていたのかもしれない。他でもない、彼の父に。根っこの部分で音也くんとどこか通じるものをきっと感じたんでしょう。でもひまわり畑は絶望のひまわり畑ではないし、もし仮にそうだとしてもそれはあなたが決めることではないよ。鳳瑛一さんはきっともっといろんなものを持ってるのに、気付けてないのかもしれない。ある意味今後も気になる存在にはなりました。

 

音也くんの笑顔

一度は笑えないと言っていた音也くんでしたが、最後はキラキラの笑顔を見せてくれました。アイドルと笑顔、というキーワードで一つ思い出すのが、鈴木香音ちゃんがモーニング娘。'16を卒業するとき石田亜佑美ちゃんが挨拶した言葉です。

鈴木さんがよく言う「笑顔の連鎖」って言葉が大好きなんですよ。「笑顔の連鎖」ってすっごいいい言葉だなって思ってて、せっかく鈴木さんが教えてくださったその「笑顔の連鎖」っていう言葉を、鈴木さんが卒業した後も今の私たちモーニング娘。'16で…その連鎖を絶対に止めないように、私がその笑顔を始めるきっかけの人となれるように頑張りますので

 きっとST☆RISHにとっては音也くんが「笑顔の連鎖」のきっかけの人なんだと思います。音也くんが笑えなくたってなんだって私は音也担だから音也くんのことが大好きだけど、彼の笑顔を見たいと思っている人はたくさんいるんですよね。これからもその素敵な笑顔をたくさんの人に届けてほしいなと思います。笑えない時はST☆RISHのメンバーやQUARTET NIGHTが手を差し伸べてくれるはずです。

 

改めて思うこと

音也くんの異変にいち早く気づいてくれて、誰よりも心配してくれたトキヤ、ツアー中なのに気にかけてくれた嶺二、本当にありがとうございます。生放送前なのにみんなで音也くんのことを迎えに行ってくれて、ツアー中でも遠くから見守っててくれたST☆RISHとQUARTET NIGHTのみんなには感謝しかありません。自担がこんなに素敵な人たちに囲まれていて私は幸せです。そして辛くても苦しくても自分と向き合って、また一つ大人になった音也くん。あなたのファンで本当によかった。音也くんのファンであるということがこんなにも誇らしい。走ったり歩いたり、時には立ち止まったり躓いたりしながらこれからも歩んでいく音也くんに、ST☆RISHに置いて行かれないように一生懸命付いていきたいと思います。大好きだ!!!!!!!